自分史(クロロ96)[母親の死]
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母親の死
(26歳)
父と母は別居中でした。そんな中、父親から電話がかかってきました!母親の体調がよくないらしい。
母親は昔から高血圧で体がよくなかったです。すべて自分が心配を掛けたせいだと思っています。だからと言っちゃなんですが、罪滅ぼしまではいかないけど仕送りをしていました。
新幹線で向かっている途中、父親からの電話で『お母さん死んだらしい』いう通達がありました。あまりにも急な出来事でした。
母親の部屋を掃除していると昔の日記が出てきて、そこには『今日(自分の名前)と買い物に行きました』、『今日は(自分の名前)がカブトムシを捕まえてとても喜んでいました』といった自分のことしか、つづられていない日記が出てきました。
自分が愛されていたと実感した瞬間、目から涙があふれてきて、生まれて初めてこんなに泣きました。
近くに俺が居てやればこんな事にはならなかったのに・・・(後悔しました)
部屋がグチャグチャで友達にも片付けるのを手伝ってもらいました。その時に助けてくれた友達とは今でも親友です。
悲しみを乗り越えて
(26~27歳)
最近は夕方に起きて夜中に帰って来るというダラダラとした生活です。 自分の中で母親の死は封印して、思い出さないように努力しました。ほとんど仕事をやらずに貯金で遊んでいました。
今考えると母親を忘れるために、遊んだりしていたのかもしれません。そういう中で知り合った人が居ます。○○さんはお店を経営していて、福岡にもお店をオープンするので手伝ってくれないかと言われました。当然、何もしてないのでその場で『行きます』と言いました!