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保険について(jive宇都宮)

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最初の発作が起こったのは、2005年12月です。

僕は、その数か月まえ、おそらく、2005年の8月頃、生命保険に加入しました。

職場に来ていた、保険会社の営業の人の雰囲気がとても良かったからです。「あ、この人になら、いろいろ相談できるな」と自然に思えました。ここでも、“人に恵まれたな”と感じています。

今でも、時折連絡をいただいて、『今後のこと』について、具体的な手続き等を相談しています。

当時の僕は、27歳でした。両親が、僕に何かの保険をかけてくれているのは、知っていたのですが、なんというか、「もう、俺もそろそろ28歳になるんだしなぁ。保険のひとつも、入っておくか」という気持ちになっていました。

夏に保険に加入して、12月の28歳の誕生日に発症しました。

当然、『病気のことを知っていて、保険に入ったのでは?』と調査が入りました。保険会社の仕事として、当り前のことだと思います。

もう少し、大きな額の保険に入っておけば、という気持ちはありますが、入っていただけでも、ラッキーでした。

入院や、手術のときに、保険が下りるので、とても助かっています。

保険は、大切です。

若い人で、「別に俺、病気になんてなんねーよ」と思っている人も、ちゃんと入った方がいいと、思います。

外食を減らしたり、服を買うのをちょっと我慢したり、なんでもいいから、月々、お金を作って、きちんとした保険に入っておく必要があると、僕は思います。

病気が分かってからは、入れる保険が限られてしまうので、「俺、今度初めて人間ドック受けるんだよー」という人は、まず、保険を見直したほうがいいと思います。

あと、保険の証書は、細かい文字がたくさん書いてありますが、あれも、きちんと読んだ方がいいと思います。

僕は、「入院保険」というものは、入院すれば、支給されるものと勘違いしていました。

僕の入っている保険における「入院保険」は、『入院し、なんらかの治療行為が行われた場合』に支給されるそうです。

重積発作を起こして入院したとき、そこが、問題になりました。現時点で、僕に、施されている治療は、抗てんかん薬の投薬のみです。投薬は『治療』に該当しないので、保険は下りない、との説明がありました。

幸い、放射線治療を2回残しての入院だったので、そこで『治療』が行われたものとして、その後、しばらくの入院期間中、保険が支給されました。長い入院だったので、とても助かりました。

なんだか、とっても、偉そうに書いていますが、ほんとうに、人生は何があるか分からない、僕はそれを痛感したので、どうしても、人に伝えたくなってしまいます。

保険の営業の人が、先日、おっしゃっていました。

『jiveさん、わたし、よく覚えているんですけど、保険にご加入いただいたとき、jiveさんは「これ使うのは、僕が交通事故にでも遭ったときくらいかなぁ」って、そう、おっしゃっておられて、それが、とても印象的です。』

余談ですが、保険の営業のかたは、僕が契約した頃は、転職したばかりで、「生命保険をすすめる」という仕事について、いろいろ考えておられたそうです。

でも、実際に、僕が、病気になって、初めて、契約ではなく、保険の支給手続きをしながら、「やっぱり、保険をすすめるというのは、大切な仕事なのだ」と、感じたそうです。

『jiveさんとのことを、新入社員の研修のときに話してもいいですか?』と電話をいただいたとき、僕は、「もちろん!」と答えました。

「保険」をめぐるドラマは、まだまだ、続きそうです。

(jive宇都宮 2008.7.28)

 

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